八重洲ビル5F増床プロジェクト
東京建物八重洲ビルの増床プロジェクトである。既に複数のフロアに入居している中、人員増加への対応と、アフターコロナにおけるワークスペースの在り方を探る目的で増床が計画されていた。一方で、3年後には統合移転する計画があり、期間限定の増床計画であった。フロア構成は「WORK SPACE」と「CO-WORK」の2つのゾーンからなり、いずれも個室がないオープンなワンルームとなっている。
「WORK SPACE」は、アフターコロナにおけるワークスペースのスタンダードプランを示す形で計画されており、回遊性のある動線計画や、ゆとりあるパーソナルスペースを確保したレイアウトとなっている。「CO-WORK」は主にミーテイングやコミュニケーションのための場であるが、L字型の壁や家具などで場をつくり、オープンな空間であるが様々なスペースが見え隠れし、どこにいても、誰かと同じ場を共有している気配のようなものを感じられるような空間を目指した。
また、「CO-WORK」の家具はfittingbox(サブスクリプション)を採用し、L字壁も可変性のあるつくりとすることで、期間限定の利用や、様々な変化に対応できる、サステナブルな計画としている。
- Project Member
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設計 インターオフィス
施工 東京不動産管理株式会社
- Partners
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撮影 長谷川 健太
- Spec
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東京