lapalma
ラパルマは、1978年にダリオ&ロマーノ・マルカート兄弟がイタリア北部のパドヴァにある自宅のガレージでブランドをスタートしました。二人は、ラパルマをはじめる前は、NASAで使用される精度の高いトランジスタ・カプセルを作っていました。その経験が生かされ、現在はハイクオリティなモダンファニチャーを手掛けています。スタイリッシュな家具を多く発信しているなかで、特に有名なのが「レムスツール」。日本人デザインユニット「AZUMI(安積伸&安積朋子)」がデザインしたこのカウンタースツールは、フットレストから座面にかけて同一フレームで施され、流動的な座面とフレームが美しいデザインとなっています。イギリス、イタリア、日本等のさまざまなデザインアワードを獲得し、ヴィクトリア&アルバート美術館のパーマネントコレクションに選ばれるなど、ラパルマの代表作です。 使う人を喜ばせるためにデザインされた製品は、イタリアの伝統である「beautiful and well-made」を念頭に、細部にまでこだわって作られています。これらのプロダクトに共通するのは、軽量でミニマル、そしてエレガントなスタイル。公共空間やプライベート空間、屋内外を問わず、フレキシブルに生活のあらゆるシーンに寄り添うようにつくられています。この一貫したバランスの取れたシステムは、人々の距離を縮め、つながりを深め、人間関係や日々の仕事を円滑にします。空間とそこに住む人々の間に調和の保たれた継続的な対話を生み出す革新的で機能的なソリューションを提供するという、ひとつの絶え間ない探求の積み重ねがプロダクトに現れているのです。