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Career Interview

Business
S.W

決められたものを売るだけじゃない。 売るものを、自分たちでつくるから面白い。

まったくの異業界から、情熱を持って取り組める仕事がしたいと入社。当時立ち上がったばかりのサブスクリプション事業とともに、S.Wはキャリアを積んできた。

サブスクリプションがもっと強くなれば、これからのインターオフィスでも大きな武器になる。お客様のニーズに耳を傾け、自分たちが提供できる価値を見つめて、新たなうねりを生んでいく。

前職で鍛えた営業スキルと「好き」を掛け合わせて

人生100年時代を迎え、人が働く期間はどんどん長くなっています。人生を充実させるためには、プライベートだけでなく仕事にも打ち込みたい。やりがいのある仕事に出会えたら、ずっと情熱を持ち続けられるはず。そんなふうに考えて、製薬会社のMRから転職を決めました。これまで培った営業スキルを活かしつつ、誰かの役に立てる場所だと感じたのが、インターオフィスです。取り扱っているブランドやプロダクトにはもともと関心があったし、自分なりの面白いキャリアが築けそうな気がしました。

家具のことは何も知らなかったけれど、マンション広告の間取りを眺めたり、模様替えをするのは、昔から大好き。ここでならきっと、「好き」「楽しい」の延長で、インプットの努力もしていけると思えたんです。勤続年数が長かったり、役職がついていたり、女性のロールモデルがたくさんいたのも決め手でしたね。

ECサービスやさまざまな家具を試せるサブスクリプションサービス「Fittingbox」など、新しい事業が立ち上がるタイミングだったことも幸いでした。会社にとっても新しいチャレンジなら、業界未経験の私でも、これまで身に付けてきたスキルで貢献できる部分があるのではないかと感じたんです。入社後は、法人営業で業界の基礎を学んだあと、リリースされたばかりのサブスクリプション部に配属となりキャッチアップしながらも、法人営業チームにも入って業界の基礎をOJTで学ばせていただきました。

挑戦を歓迎する風土。思いついたアイディアはすぐ試す。

入社当時のサブスクリプション部は、責任者と私の二人だけ。少しずつ人が増えていますが、基本的に少数精鋭だからこそ、自分の意見がサービスの改善に直結するやりがいがあります。

たとえば、初期の「Fittingbox」では、お客様に心から喜んでいただけるプランがなかなか作れていませんでした。細かい仕様までこだわりたいお客様もいれば、納期優先で最適な環境を整えたいお客様もいらっしゃいます。当初はテーラーメイドなサービ内容をご好評いただく一方で、短納期でご提供できる家具が限られる……といった状況でした。そこで、よりこだわりを反映できるプランと、リーズナブルかつ短納期でおすすめ家具が試せるプランの2つを用意したんです。お客様に人気の組み合わせや在庫が豊富な家具をこちらでセレクトし、ある程度決まったパッケージをつくることで、リーズナブルなプランが実現しました。在庫の回転率を上げることもでき、会社にとってもメリットのある仕組みです。
こうして2種類のプランができてからは、新規顧客にもよりアピールしやすくなったと感じます。プロダクトをよく知ってもらってからでないと魅力が伝わりにくいこだわりプランと違って、展示会などではじめて出会ったお客様にも、活用イメージを持っていただけるんです。


決められた商品をただ売るだけでなく、自分たちでサービスをつくっていけるのが、新規事業の面白いところ。とくにインターオフィスは、さまざまなトライを歓迎する風土があります。新しいアイディアを出すときにも、完璧な企画書を練り上げてから提案するというより、ブレストレベルのアイディアをどんどん共有してつくりあげていくことが多いです。予算や実現可能性などの議論はもちろん必要ですが、チャレンジする前にいろいろ考え込んで足踏みするより、思いついたらすぐやってみて、失敗したらリカバリーして、迅速にPDCAを回すことのほうが大切なんです。

お客様が求めるもの、私たちが与えたい価値を、研ぎ澄ます

耐久性や普遍的なデザインにも優れた家具を多く扱っているからこそ、同じアイテムをメンテナンスしながら貸し出し続けていくサブスクリプションが成り立ちます。これは、インターオフィスの強みのひとつです。企業活動において、サステナビリティがひとつの大きな判断基準になりつつあるいま、サブスクリプションはとても時流をとらえたサービス。今後はいっそう存在感を増し、インターオフィスの大きな武器になれると信じています。

さらなる発展のために必要なのは、お客様のニーズをしっかりととらえ、自分たちが与えたい価値を研ぎ澄ませていくことじゃないでしょうか。私たちが提供するサブスクリプションによって、お客様にどんな感動が生まれるのか? お客様は、私たちに何を期待してくださっているのか? そうした問いと向き合っていくときの支えになるのが「Good Design is Good People」などの共通言語だと思います。

私は、インターオフィスが提供しているのは家具そのものではなく、家具によって生まれる「素敵な空間」や「集中できる場」、「心地よく働ける会社」などだと考えています。そういうことはパンフレットには書いていないし、お客様自身が気づいていらっしゃらないこともあるでしょう。だからこそ、お客様が本当に求めている「家具の先にある何か」を引き出して、最適なものを納めていくのが営業の仕事です。サブスクリプションなら、予算があまり潤沢でないときにもベターな家具を試し、その効果を体感できます。

まったく畑違いの職種からの転職で、不安を覚えたこともありました。でも、自分で人生を決めた満足感や、好きなことを仕事にして楽しめている喜びは、いまとても大きいです。